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第24回企画展示  地図の愉しみ−村絵図から電子地図まで−
 (会期:平成29年3月11日〜6月4日)


 はじめに

 地図は、文字資料に比べて、さらに多くの情報を教えてくれる地域の貴重な資料です。これを使いこなすことで、過去の、そして現在の地域や人々の姿を読み解くことができます。
 今回の企画展では、江戸時代の村絵図からインターネット上の地図に至るまで、寒川にまつわるさまざまな種類の地図を集めました。
展示会場
展示会場

 航空写真

 空中写真ともいい、航空機などから真下を撮影した写真です。
 地形、土地利用、植生、建物の様子などが一目でわかるため、幅広い用途で利用されています。
町域で最古のものは昭和21・22年に米軍が撮影したもので、町でも都市計画基本図を作成するために定期的に撮影しています。
航空写真
昭和21・22年米軍撮影空中写真
(当館蔵)

 村のすがた

 村ごとに水路、道路、寺社、集落など村の概況を記した絵図で、江戸時代の資料としては宮山村と小動村のもの、明治初期の資料として岡田・大蔵・小谷村と一之宮村のものがそれぞれ残されています。
小動村絵図
小動村絵図(脇文亮さん蔵)

 土地にまつわる地図

 明治6年(1873)の地租改正の施行とともに、測量にもとづいた公図や地積図が小字単位や大字単位で作成されました。
 また耕地整理や土地改良事業の進捗により、それにともなう図面も多く作られました。
小動村字限切図
小動村字限切図 明治12年(真田耿子さん蔵)

 地形図

 測量をもとに地図記号などで地形を表した地図。迅速測図は明治13年から19年にかけて初めて陸軍が作成した地形図で、その後も戦前は陸軍陸地測量部が、戦後は国土地理院が測量・作成をしています。
地形図
地形図

 住宅地図

 表札表示による居住者名や企業名が記された地図。全国的にはゼンリン、神奈川県内では明細地図社のものが知られています。
 寒川では昭和40年に「家屋名入地図」が発行されました。居住者名だけでなく、先人の業績、名所・旧跡などが盛り込まれた貴重な地域資料です。
住宅地図
寒川町家屋名入地図 昭和40年(当館蔵)

 さまざまな主題図

 防災情報、観光情報など、テーマごとにさまざまな地図が作成されています。ベースとなる地図に必要情報を載せたものもありますし、独自のデザインで作成するものもあります。
 今回の展示では、ほかに町道の路線網図やバスの路線図などを紹介しました。
ハザードマップ
寒川町洪水ハザードマップ
寒川町危機管理課
路線図
茅ヶ崎営業所路線略図
昭和60年(1985)頃 神奈川中央交通

 e−マップさむかわ

 国土地理院の「地理院地図」のシステムを利用した情報サービスで、インターネット上で防災情報、都市計画情報、観光情報などを提供しています。
e-マップ構成
一時避難所
一時避難所

 展示ケースの資料から

 「相模鉄道沿線鳥瞰図」の他、「一之宮村外二十七ケ村組合麁絵図」、「寒川町家屋名入地図」の原資料を展示しました。
相模鉄道沿線
相模鉄道沿線鳥瞰図 昭和2年(当館蔵)
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